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もみじケアコラム

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”もみじケアっこだよりR5年3月号”より

2023-03-01
WBCが間もなく始まりますね。昨年はワールドカップで盛り上がりましたが、寄せ集めの精鋭たちがわずかの時間で結果を出せるチームになるにはどうしたら良いのでしょうか。それは、全員が「一つの目標に向かっている」「その中で自分にできる役割を理解して行動する」「日本のために。応援してくれるみんなのために。と思っている」からではないでしょうか。だから、こちらも精一杯応援するのでしょう。
 これは何もスポーツの世界だけのことではなく、仕事にも言えることです。「企業理念、経営方針に向かっているか」「自分の役割と責任を理解して行動しているか」「地域のために。利用者、関係者のためにと思っているか」
インタビューでも選手は「優勝目指して頑張ります。応援よろしくお願いします。」を繰り返します。もしも、愚痴や批判、自己中心的な発言をする選手がいたらどうでしょうか。いくらプレーが上手でもきっと代表には選ばれないでしょう。もみじケアという一つのチームでプレーしているスタッフとしてどう立ち居振る舞いするべきか、プロスポーツはそんなことも教えてくれているのだと思います。                                                 吉村 隆裕

”もみじケアっこだよりR3年10月号”より

2021-10-04
最近よく見聞きするSDGs(持続可能な開発目標)ですが、わが社でも取り組み始めています。
これは世界共通の17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。昨今の少子高齢化による人材不足や消費者ニーズの多様化等により、売り上げ拡大や事業承継において課題を抱える企業が多い中、企業が将来にわたって継続し、より発展していくために必要となるのが、長期的な視点で社会のニーズを重視した経営と事業展開です。そこで、今、ビジネスの世界では、経営リスクを回避するとともに、新たなビジネスチャンスを獲得して持続可能性を追求するためのツールとして、SDGsの活用が注目を集めています。
SDGsの活用によって広がる可能性としては、企業イメージの向上、社会の課題への対応、生存戦略になる、新たな事業機会の創出などがあげられます。「持続可能な開発目標」というとよくわかりませんが、「将来世代のニーズを損なわずに、現代世代のニーズを満たす開発」のことをいうそうです。余計わからなくなりましたかね…      
吉村隆裕

”もみじケアっこだよりR3年9月号”より

2021-09-03
「未来を意識した仕事をする」
私たちの仕事は、今まさに支援を必要としている方々にサービスを行うもの、その繰り返しである。と言えるかも知れません。支援の依頼は放っておいても向こうからいくらでもやって来る、一つひとつ対応していくだけで精一杯だ。そう思うような日々を送っています。
 この数十年の間に私たちはいろいろな変化を目の当たりにしています。当たり前だったことが当たり前じゃなくなっていることもあれば、あるはずだったものがなくなっていることもあります。例えばタバコ屋、駄菓子屋、酒屋、魚屋、金物屋、呉服店などの個人商店。世の中の文化や生活習慣の変化や大型店舗の出現などにより、閉店を余儀なくされていきました。大型店舗が幅をきかせてきたかと思いきや、今度はネットショッピングの時代になりました。スマホを押せば次の日には宅配業者により欲しかった物が手元に届くようになりました。こんな時代が来るとは当時の私には想像もできませんでした。
 さて、私たちの仕事ですが、人口動態などの一部分だけを切り取ればこれから先何十年は安泰とも言われる職業です。しかし、果たしてそうなるでしょうか。世の中はいつも想像を超える変化をします。制度は、国は、人は、技術はどのように進化・退化していくのでしょう。そこを意識した経営をしていくのとしないのとでは後々大きな差が出るはずです。すでに出てきているところもあります。
 今日の先にしか未来はありません。未来を常に思い描き、そのために今成すべきことは何なのかを意識して、自分たちの仕事に真剣に取り組むことが私たちの使命なのだろうと思います。
吉村 隆裕

”もみじケアっこだよりR3年8月号”より

2021-08-10
「やる気スイッチ」はどこにある?
みなさんそれぞれ趣味もあれば、やりたいこともあるでしょう。誰に指示されなくても自分からやりたいことをやるのは楽しいものです。ではなぜそんな気持ちになれるのか、いわゆるモチベーションっていうヤツですが日本語にすると「動機づけ」ですね。「動機づけ」は人間を含めた動物の行動の原因であり、行動の方向性を定める要因と行動の程度を定める要因に分類できる。動物が行動を起こしている場合、その動物には何らかの動機づけが作用していることが考えられる。とウィキペディアには書いてあります。要するに動物である人間は、「何を」「どのくらい」「やりたい」と考えるのは当たり前のことなのです。例えば、「焼肉を」「たらふく」「食べたい」とか、「世界中を」「思う存分」「旅したい」のです。ほら、当たり前でしょう。ただし、それがわかりやすいのが偏っています。趣味や余暇でのモチベーションだとこんなにわかりやすいのに、仕事となるとどうでしょうか?
みなさんは日頃仕事に邁進されていますが、「何を」「どのくらい」「やりたい」と思うことがありますか?
もしかして、与えられる仕事をただこなしていたり、仕事は少ないほうがいいと思っていたり、仕事が苦痛なものだと思ってしまってはいませんか?仕事は人生の中で根幹をなすものです。自分の時間の相当な部分を仕事に費やしています。仕事は自分を成長させてくれる大切なものだと私は思っています。
○○ふとん店のCMで「人生の3分の1は睡眠です!」と言っていますが、仕事だって人生の何分の1を占めていますよね。私なんかは人生の2分の1以上は仕事の状態です。それがモチベーションもなくただただ過ぎていく時間としたらなんと苦痛でもったいないことでしょう。自分の仕事というものに意味を持ちたいですよね。
私のやる気スイッチはいつも目の前にあって、押し続けています。皆さんはどうでしょうか?
吉村 隆裕

”もみじケアっこだよりR3年3月号”より

2021-03-03

女性蔑視発言で退任に追い込まれた元総理大臣の元会長。この騒ぎをみなさんはどのように見られましたか?私は、この間違った考えがヘルパー不足につながっているのだなと思っています。どういうことか述べてみます。

女性の社会進出がなかなか進まないと言われて久しいですが、なぜでしょう。それは古来より続く女性蔑視の根深い考えを変えたくない人々が今でもたくさんいるからです。その代表的なのが元会長でありますが、国会議員の中にもたくさんいるのです。女性は守られるべきという建前とは裏腹に、世の中は女性の社会進出に不利な制度や仕組みがたくさんあります。例えば扶養制度。妻は家庭で家事と子育てをしていればよい。夫は社会に出て仕事をして給料を稼げばよい。妻が家庭にいるのなら税金を優遇してあげましょう。というふうにも考えられます。

そこから見えてくるのが、家事の軽視です。家事ほど大変な仕事はないでしょう。それをほとんどの場合女性が無給で黙々とやっています。誰からも感謝もされずに。私は身体介助より家事援助のほうが余程大変だといつも言っています。だからもみじケアでは身体と家事で時給に差を設けていないのです。

家事についての価値観を世の中が変えていかなければ、ヘルパーを目指そうとする人が増えるわけがないのです。そういう意味で日本にはヘルパーが増える土壌が少ないのです。残念ながら今後ますます介護保険制度の中でヘルパーの家事援助は冷遇されていきそうです。ヘルパー不足への対策に逆行して制度は悪化の一途を辿っていくでしょう。今こそ立ち上がれ女性のみなさん!世界は女性を中心に回っているのだ!

(私は男ですが、話は長いほうです…。)                                                        

吉村 隆裕

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